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メス犬の避妊手術、オス犬の去勢手術はしたほうがいい?しなくていい?

避妊・去勢手術を愛犬に施すかについては、さまざまな意見があります。手術を決定するのは飼い主です。愛犬が子犬のときから正しい知識をもち、信頼関係を築いた獣医師に相談をしながら考えましょう。

さまざまなメリットがあります

避妊・去勢手術の目的は、伴侶として飼いやすくする、遺伝病などの因子をもった不幸な子犬を生ませない、病気の予防などがあげられます。健康な犬に人間の都合で手術をするのですから、獣医師、飼い主ともども心構えが必要です。

犬の避妊・去勢手術をするか、どんな方法で手術をするかについて悩む飼い主は多いと思います。メス犬の避妊手術は、生後7か月前(最初の発情前)に行うと90%以上乳腺腫瘍は発生しません。ただし、数回の発情後に手術した場合は、乳腺腫瘍の発症率とは関係がなくなるといわれています。

病気などの予防に効果的なタイミングがあるので、避妊・去勢手術については子犬のときから考えておきましょう。以下に、避妊・去勢手術のメリット・デメリットをまとめました。

避妊手術のメリット

1.病気の予防に役立ちます。

→最初の発情の前に避妊手をすれば、月曜日が90%以上予防できます。また、子宮と卵巣を取ってしまうのですから子宮蓄膿症、卵巣腫瘍にはなりません。さらに、偽妊娠による乳腺炎の予防にも役立ちます。

2.レジャーの計画が立てやすくなります。

→メスがヒートのときは、ドッグランや犬と一緒に泊まれるホテルなどには出かけられなくなります。避妊手術をすることで、レジャーとヒートが重なるかもしれないといった心配はなくなります。

3.飼い主が知らないうちに交配してしまうことががなくなります。

去勢手術のメリット

1.病気の予防に役立ちます。

→前立腺肥大、睾丸腫瘍、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫の予防に役立ちます。

  • 性欲が減退することで、攻撃性などのオス犬特有の問題行動が改善される場合があります。

3.飼い主が知らないうちに交配してしまうことがなくなります。

避妊・去勢手術共通のデメリット

  1. 全身麻酔をかけます。麻酔については、かかりつけの獣医師によく相談をしてください。
  • 認知機能不全症候群(ボケ)になる時期が早まるという見解があります。

避妊手術・去勢手術の噂は、医学的に間違っているものが多いです。

×避妊・去勢手術をすると太る

避妊、去勢手術は、肥満の主な原因ではありません。正常時の性ホルモンは、肥満には関係していないようです。手術後は性的なことに関心がなくなり、のんびりした生活を送ることができるので、太りやすくなる犬もいるようです。研究途上ですが、メスの卵巣から分泌される性ホルモンに食欲を抑制する働きがあり、卵巣を摘出することで太りやすくなるともいわれています。飼い主が切な運動と食事で愛犬を管理すれば、まったく問題はありません。

△避妊・去勢手術をすると気性の激しい犬が緩和になる

性ホルモン(テストステロン)が攻撃行動を発症させる一原因と考えられていますが、避妊・去勢手術をすると、性ホルモンの分泌が少なくなります。ゆえに、攻撃的な犬が避妊・去勢手術をすると、ある程度温和になります。しかし、問題行動には犬種、環境、遺伝子、飼い主の態度などが関係するので、すべての犬が温和になるわけではありません。行動修正には行動療法と、避妊・去勢手術などの外科療法を併用するべきです。

△去勢手術をすると、オス犬が尿でマーキングをしなくなる

犬の排せつ姿勢は、どのような姿勢でも正常とみなされています。オス犬が脚をあげ、尿をかけてマーキングをするのは、性行動よりも社会行動の要素が強いといわれています。去勢手術をしたからといって、完全にマーキングが止まるわけではありません。もっとも、脚を上げてオシッコをすることを覚える前(生後6か月になる前くらい)に去勢手術をすれば、マーキングをしなくなるともいわれています。

×避妊・去勢手術をするとマウンティングをしなくなる

ほとんどのマウンティングは、性行動ではありません。オス・メス犬とも子犬のときから、仲間同士でマウンティングをして遊んでいます。犬の正常な行動で、社会的なコミュニケーション行動の一部です。避妊・去勢手術をしたからといって、マウンティングをしなくなるわけではありません。不要なマウンテイングは、子犬のときからのしつけで防ぐことができます。

×避妊・去勢手術をしたために犬が皮膚病になった

性ホルモンが関与する皮膚病は、ほとんどが性ホルモンの過剰分泌によるものです。避妊・去勢手術によって性ホルモンの主な分泌組織を切除したのですから、皮膚病は発症しにくくなります。肥満や加齢に伴って、甲状腺・副腎などからのホルモン分泌がアンバランスになった場合は、皮膚病を発症することもあります。また、分離不安の犬は、自虐的に異常に皮膚をなめて脱毛する場合があります。いずれにしても、避妊・去勢手術との関連性はありません。

避妊・去勢手術の正しい知識をもちましょう!