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毎日愛犬の瞳をじっと見つめて、目の病気を早期に発見しましょう。

最近、犬の目は遠視で視野が120度と広く、色盲だということがわかりました。ここでは、プードルがかかりやすい目の病気について知りましょう。

「うちの犬、涙やけがひどくて」というときは流涙(りゅうるい)(しょう)の疑いがあります

涙は、目の表面にある角膜を保護する役目をします。涙が鼻涙管を通過して鼻へ流れずに、顔へと流れ出てしまう病気を流涙症といいます。英語ではプードル流涙症と表記する場合があるほど、プードルに好発する病気です。トイ・プードルの毛色がブラックや褐色の場合はさほど目立ちませんが、ホワイトやアプリコットの場合は涙の酸化による色焼けが目立つため、初期では犬よりも飼い主のほうが気にします。流涙症のトイ・プードルは、目の周辺がいつも涙で濡れているので、目頭付近が皮膚炎になったり、眼瞼(がんけん)がケイレンを起こしたりします。

流涙症が発症するケース

1.涙腺の炎症、眼球の病気(角膜潰瘍など)、光や風の刺激などで涙が生産過剰になって発病する場合。

2.鼻涙管が先天的に狭かったり、欠損していたりするなどの異常がある場合。

3.鼻涙管が、炎症により狭くなったり、粘液がつまったり、腫瘍などでふさがったりしたために発症する場合。

4.目頭のまつ毛が異常な生育をして、まばたきをするたびに角膜を刺激したために発症する場合。

流涙症の治療法

細菌の繁殖を防ぎ、目のまわりをつねに乾燥させるために内科的・外科的療法を施したり、点眼薬を処方したりします。また、角膜潰瘍など、眼球に疾患があるときはそちらを治療します。鼻涙管の先天的な狭窄が原因のときは、鼻涙管を洗浄して異物を取り除き、管の拡張を図ります。まつ毛が角膜を刺激していることが原因のときは、角膜と接しているまつ毛を抜いたり、まつ毛の毛根を破壊したりすることで根治します。涙焼け用のローションやパウダーを使用することもあります。症例によって治療法が異なるので、ローンヨンやパウダーは獣医師の診察を受けてから使いましょう。

白内障は、シニア・ドッグだけの病気ではありません

眼球の中には、レンズの役目をする水晶体があります。白内障とは、この水晶体が白濁する病気です。

白内障はシニア・ドッグだけの病気ではなく、すべての年齢で発病します。発病すると水晶体が光を通さなくなるので、視力を失います。

先天性の白内障

ほとんどが、生後1年以内に発病します。トイ・プードルにも、白内障の遺伝形質を受け継いでいる個体がいます。先天性の白内障は遺伝病なので、この遺伝形質をもつ犬は繁殖に使わないでください。犬の大きさによって、発病する部位・年齢・進行速度が違います。ミニチュア・プードルやトイ・プードルは、若年で進行性の白内障にかかる率が高く、白内障が進行すると進行性網膜変性症(PRA)を併発する場合が多いようです。

後天性の白内障

加齢、糖尿病、外傷、薬物、栄養などが原因です。

白内障の治療法

内科的治癒は、限られた症例に対してのみ有効です。外科的療法では、白濁した水晶体を手術によって摘出し、人工水晶体を入れます。すべての白内障が、外科的療法で視力を回復できるわけではありません。老年性白内障のときは、全身麻酔による手術のリスクも考慮しなければなりません。治療法は症例により異なるので、獣医師に相談してください。

進行(しんこう)(せい)網膜(もうまく)変性(へんせい)(しょう)(PRA)

網膜に発症する遺伝性の病気で、ミニチュア・プードル、トイ・プードルの症例が最も多く報告されています。初期症状として、暗くなると目が見えなくなり、暗闇を怖がるようになるなど性格が変わります。目が緑色に見える、大きく見える、瞳孔が開きっぱなしになるなど徐々に進行して、最終的には失明します。3~5歳くらいで、比較的進行が遅い犬種の場合は検眼で確認できることもあります。トイ・プードルは白内障が多発しますが、合併症としてPRAがみられます。現在、予防法や治療法はありません。常染色体劣勢遺伝なので、PRAの遺伝形質をもつ犬は繁殖に使わないでください。

眼瞼(がんけん)(ない)(はん)(しょう)

眼瞼とまつ毛が内転する病気で、遺伝性と後天性があります。

1歳未満で発症する場合は、遺伝性の可能性を考えます。

後天性の場合は、角膜や結膜の炎症のために起きる眼瞼のケイレンによって発症します。痛みを伴い、眼瞼のケイレンは痛みの強さに比例して激しくなります。片目、もしくは両目を閉じて戻を流したり、前脚で目をこすったりします。

後天性の場合は、原因となっている病気の治療と同時に、点眼薬や消炎鎮痛剤を投与する薬物療法を施します。重症になると、外科的治療で眼瞼の整形をします。