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飼い主が犬の歯に気を配ってケアすれば、歯の病気はほとんどが予防できます。

健康を維持するためには、愛犬の歯や歯肉が健康でなければなりません。子犬のときから歯の手入れを習慣にすることが、愛犬の健康管理に役立ちます。

乳歯遺残

子犬は、生後数週間で乳歯が生えだします。乳歯の数は、上下で28本あります。

通常、生後4~5か月頃から乳歯が永久歯に生え代わりはじめ、トイ・プードルは5~6か月で乳歯が永久歯に交換されます。永久歯が生えはじめているのに、乳歯が抜けないことを乳歯遺残といい、犬歯に多発します。乳歯遺残の場合は、かみ合わせが悪い不正(ふせい)咬合(こうごう)になりやすく、口腔粘膜をかんで傷つけたり、歯のすき間に歯垢がたまりやすくなったりします。乳歯が10か月までに抜けないときは、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

乳歯と永久声が入れ代わるときに乳歯が残り、写真の犬のように歯並びが悪くなることがあります。これが乳歯遺残です。

歯が折れたとき

犬の歯は、けっして頑丈ではありません。好物だからといって牛や豚などの骨、牛の乾燥したひづめ、牛皮、豚の耳などを与えると、犬の曲が折れてしまうことがあります。歯石を予防したいと歯みがきがわりにこれらの食品を与えても、歯石を除去する効果は期待できません。

最も折れやすい歯は、犬歯と上あごの臼歯です。犬の歯は歯髄(しずい)が先端まで伸びているので、折れたところから感染症を起こして全身症状に進行することがあります。歯が折れたときは、放置せすにかかりつけの獣医師に診察してもらってください。

牛のひづめは歯が折れる場合があるので、犬に与えないほうが無難です。

おやつには獣医師から処方されるビルバックC.Eベジタルチュウ(株式会社ビルバックジャパン)などのデンタルカムを与えましょう。

歯周病には3つの段階があり、進行すると内臓疾患の原因になります

歯周病は、成犬に最も多くみられる病気です。プードルは、中・大型犬に比べて歯周病にかかる割合が高く、深刻な病状になりやすいです。歯周病とは、数種類の細菌が歯肉に付着して起こる病気のことです。歯垢がつきはじめてから2週間ぐらいで初期の炎症を起こしはじめ、歯肉炎、歯周炎、歯周膿瘍(のうよう)へと進行します。治療よりも予防が大切です。獣医師の指導のもとで正しいケアをしましょう。

STAGE1

歯肉炎

歯肉炎とは、歯肉のふちが炎症を起こすことです。歯肉の色は進行程度により、黄色がかったピンクから濃い赤色、暗い紫色まで変化し、歯周炎へと進行します。次に歯肉のはれなどが見られ、壊死性の出血などへと進行します。飼い主は口臭、流涎(りゅうぜん)(よだれが出ること)などで気づくことが多いです。この時点では、獣医師の指導によって、歯みがきなどを用いて口の中をケアすることでほとんどのケースが改善されるといわれています。

STAGE2

歯周炎

歯周炎は、歯肉炎が進行して起きる病気です。歯肉、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)()周囲(しゅうい)靭帯(じんたい)が細菌におかされます。強い口臭、悪臭のあるよだれ、固い物が食べられない、片側の歯だけでかんでいるなどの症状があります。歯肉は退行して、やがて歯を失うことになります。重症になると、化膿してウミが出たり、歯槽骨(しそうこつ)(まく)(えん)のために頭がはれたりします。歯が抜けるのはもちろん、歯を支える骨の融解も見られ、内臓疾患を併発して死に至ることがあります。

STAGE3

上顎(じょうがく)()歯周(ししゅう)膿瘍(のうよう)

長期にわたる歯周疾患の結果、歯根部にすき間ができ、そこに細菌が繁殖します。飼い主は気づかないことが多いようですが、長期にわたってじわじわと進行します。症状としては、クシャミや、片側性の鼻汁がでます。口臭が強く、ときには目の直下がはれたり、ウミが出たりする場合もあります。獣医師による治療が必要になります。