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目・鼻・耳や被毛などシニア・ドッグに触れて変化をチェック!

シニア・ドッグになると、体にいろいろな変化が起こります。飼い主は毎日犬とコミュニケーションしながら体に触り、皮膚などに異常はないかをチェックしましょう。

聴覚・視覚・嗅覚の順に衰えます

犬も人間同様に、老化現象は避けることができません。体に対する老化だけではなく、精神的な老化も始まります。目立つ変化は、外見や日常の行動、聴覚、視覚、嗅覚の衰えです。子犬の頃からしつけをするときは、犬が将来視力や聴力が衰えることを考慮して、言葉だけではなく、手や身ぶりを伴った命令にも従えるようにしてください。

老化を遅らせるために、犬がストレスを感じない程度に外出して、犬の聴覚や視覚、嗅覚、知能に刺激を与えましょう。睡眠時間が増えた犬をそのまま寝かせておかず、日中は起こしてたくさん触れ合い交流することが老化を遅らせます。

老化による体の変化

①目

水晶体の硬化や白内障などで視力が低下します。涙は粘度が増し、感染症を起こしやすくなったり、目やにが多くなったりすることがあります。まぶたには腫れものなどができ、まぶたが内側に巻き込まれて慢性的に目を刺激することがあります。

②鼻

鼻の粘膜や、血管、神経の老化のために、同覚が衰えます。嗅覚の衰えは比較的遅いです。鼻腔の腫瘍や、歯の病気(156、169ページ)などで嗅覚を失うことがあります。鼻の頭が硬くなって乾燥している犬は、保湿剤を使いましょう。

③口

年齢とともに、歯の病気が増えます。歯周囲炎や歯肉炎などにかかり、歯石と歯石による歯の欠損などが見られます。犬歯を失った犬は、そこから舌を出していることがあります。悪臭のある唾液を出している犬は、口腔の疾患を疑いましよう。

④耳

徐々に難聴になり、飼い主の言葉に反応しなくなります。一般的に聴覚の低下は、視覚や嗅覚よりも先に現われます。頭を張ったり、耳のうしろをかいたりしているときは、外耳炎などを起こしている場合があります。

⑤被毛

毛づやが悪くなり、脱毛したり、口部に白髪が見られたりします。皮膚は柔軟性がなくなり、脚の裏など圧力がかかる部位にタコができることがあります。シャンプーは刺激の少ない製品にして、ブラッシングはやさしくします。

⑥腹部

メスは乳頭に腫瘍ができやすいので、しこりがないか確認しましょう。ホルモンの影響で皮膚がたるみます。腹腔内に腫瘍ができたり、腹水が溜まったりしたときは、オスでもまるで妊娠しているみたいに腹部が膨張します。

⑦脚

老化のために、肉球が硬く乾燥してひびわれが起き、痛がることがあります。運動量が減少するので、つめが伸びすぎて丸まり、指に刺さっていることがあります。脚の指を気にしてなめている場合は、つめが伸びすぎていないかを見てみます。

⑧背部

椎間板ヘルニアの8割は、腰椎に発生します。骨量が徐々に減少して骨が弱くなるので、過度の散歩や階段の昇り降りには気をつけます。背骨、肋骨が皮膚をとおして見えるようなら、脱水症状のおそれがあります。

臀部(でんぶ)

老化現象の特徴として、筋肉や骨量が減少します。筋肉細胞の数と大きさは老化とともに減少し、機能が低下します。運動量の減少や歩行障害があるときは、筋肉が退行萎縮しておしりが小さくなったり、左右がアンバランスになったりします。

⑩肛門

ホルモンの異常で肛門に色素が沈着して黒っぽくなります。肛門のしまりが悪くなって不潔になりがちなので、排便後にはウェット・ティィッシュで肛門をぬぐい、清潔にしましよう、未去勢のオスは、肛門の周囲にしこりが見られることがあります。

⑪生殖器

未避妊のメスは、陰部にオリモノやしこりがないか注意します。陰部をよくなめているときは要注意です。未去勢のオスは、ホルモンの影響で包皮がたるんだり、精巣に腫瘍が見られたりすることが多いです。左右の精巣の大きさに注意しましよう。

⑫関節

関節疾患(156ページ)が増えます。関節を形成する軟骨の張力、堅さ、量が減少するので、肥満が関節疾患を悪化させる原因になります。歩行時に痛い脚をかばってぎこちない歩き方をするようになり、少しの段差も昇れなくなります。